土曜日, 4月 28, 0019

山百合会四神(五行)論

木:青龍    東—仁
火:朱雀    南—禮
土:黃龍(黃麟)中—信
金:白虎    西—義
水:玄武    北—智

相生――順送りに相手を生み出して行く、陽の関係。
木生火
木は燃えて火を生む。
火生土
物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に帰る。
土生金
鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによってその金属を得ることができる。
金生水
金属の表面には凝結により水が生じる。
水生木
木は水によって養われ、水がなければ木は枯れてしまう。

相剋――相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係。
木剋土
木は根を地中に張って土を締め付け、養分を吸い取って土地を痩せさせる。
土剋水
土は水を濁す。また、土は水を吸い取り、常に溢れようとする水を堤防や土塁等で塞き止める。
水剋火
水は火を消し止める。
火剋金
火は金属を熔かす。
金剋木
金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す。

比和
同じ気が重なると、その気は盛んになる。その結果が良い場合には益々良く、悪い場合には益々悪くなる。

相侮――侮とは侮る、相剋の反対で、反剋する関係にある。
木侮金
木が強すぎると、金の克制を受け付けず、逆に金が侮る
金侮火
金が強すぎると、火の克制を受け付けず、逆に火が侮る
火侮水
火が強すぎると、水の克制を受け付けず、逆に水が侮る
水侮土
水が強すぎると、土の克制を受け付けず、逆に土が侮る
土侮木
土が強すぎると、木の克制を受け付けず、逆に木が侮る
火虛金侮
火自身が弱いため、金を克制することができず、逆に金が侮る
水虛火侮
水自身が弱いため、火を克制することができず、逆に火が侮る
土虛水侮
土自身が弱いため、水を克制することができず、逆に水が侮る
木虛土侮
木自身が弱いため、土を克制することができず、逆に土が侮る
金虛木侮
金自身が弱いため、木を克制することができず、逆に木が侮る

相乘――乗とは陵辱する、相剋が度を過ぎて過剰になったもの。
木乘土
木が強すぎて、土を克し過ぎ、土の形成が不足する。
土乘水
土が強すぎて、水を克し過ぎ、水を過剰に吸収する。
水乘火
水が強すぎて、火を克し過ぎ、火を完全に消火する。
火乘金
火が強すぎて、金を克し過ぎ、金を完全に熔解する。
金乘木
金が強すぎて、木を克し過ぎ、木を完全に切り倒す。
土虛木乘
土自身が弱いため、木剋土の力が相対的に強まって、土が更に弱められること。
水虛土乘
水自身が弱いため、土剋水の力が相対的に強まって、水が更に弱められること。
火虛水乘
火自身が弱いため、水剋火の力が相対的に強まって、火が更に弱められること。
金虛火乘
金自身が弱いため、火剋金の力が相対的に強まって、金が更に弱められること。
木虛金乘
木自身が弱いため、金剋木の力が相対的に強まって、木が更に弱められること。

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